ブログ「Giardino da mangiare おいしい庭」

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日本の美術館・博物館はコロナワクチンの接種場所に活用されるのか?



WEBマガジン『THE ART NEWSPAPER』によると、イギリスのサックリー医学博物館(The Thackray Museum of Medicine)を最初の例として、コロナの影響で閉館中だった美術館を、コロナワクチンの接種センターとして活用する動きが世界に広がっているそうだ。


Museums around the world step up to be transformed into vaccination centres (世界中の美術館はワクチンセンターとしての活用を準備中) https://www.theartnewspaper.com/news/museums-become-vaccination-centres


多くの場合はアクセスの良い市街地に所在し、街中にサインが恒常設置してあったり、障害のある人に対するアクセシビリティにも一定以上の配慮がなされていて、かつゆったりとした空間と優れた空調設備(作品保護のための)を持つ美術館・博物館は、大量の人々を安全に距離を保ちながら受け入れる必要のあるワクチン接種センターとして、悪くない選択肢なのだろう。


イタリアのカステッロ・ディ・リボリ現代美術館(Castello di Rivoli Museum of Contemporary Art)は、イタリアのお国柄らしくおおらかで、「ワクチン接種の待ち時間には、館内で壁画や音楽作品を楽しむことができる」と広報担当が応えている。


この動きは日本でも広がるのだろうか? 検索してみると、厚生労働省の「新型コロナウイルスワクチンの 接種体制確保について」という資料が出てきた。


(厚生労働省 「新型コロナウイルスワクチンの 接種体制確保について 自治体説明会①」 資料 2020年12月18日)

資料内には、各市町村が準備する項目として「委託先医療機関、医療機関以外の接種会場を確保する。」と、記載されている。つまりは、ワクチン接種センターの設置は、市町村の担当であり、「医療機関以外」を指定せよとのこと。


医療機関ではない、アクセスの良いゆったりとした空間の確保できる公共施設ということで、世界の例に習い一部の美術館・博物館がワクチン接種センターとして活用される可能性は十分にありそうだ。


THE ART NEWSPAPERの記事中では、美術館・博物館関係者のコメントは前向きだ。もし本当に日本でワクチン接種センターとしての活用が決まったら、関係者はどんな反応をするのだろうか。







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